肩が凝る事に付いての私見(関連する症状、頭痛、めまい、等)
肩こりや、首の凝った感じ(感じる磁性)、頭痛、めまいなどについて、
ほとんどの方が医学的な認識を持っていらっしゃらないと思います。
それは、治療を受ける方々だけでは無く、医師、同業者に至ってさえ、その仕組みを知りえないし、考えてもいないから、気が付いていない(“上”から通信を受けていない)ことを感じています。
肩や首の筋肉の緊張を引き起こす自律神経系の反射は(いわゆる肩が凝った、首が凝ったと感じるのは)、
脳や眼球等、血液溶存酸素量と血糖の消費の多い高次の組織が、首から上にはあり、
それらの組織は自力で血液を集める能力が乏しく、
(普通 運動などを行えば呼吸と心拍が速くなり、多くの酸素を取り込み、たくさんの血液を流し、回復を促そうとしますが、脳や眼球を使っても、そういう体の働きはあまり起きません)、
よって、周囲の筋肉を緊張させて、血液を集め、脳や眼球に血液を供給させるための、自律神経の働きがあります。
要は、酸素と血糖をたくさん要求する組織が、血液を欲しており、その調節を行う自律神経の調節のための神経内の電流が、筋肉の緊張を強めます。同時に、血管の開き具合を調節します。
その際、神経内の電流量が増すため、また、自律神経が緊張させた筋肉内の電気容量も上がり、その電気的変化が知覚神経を介し、肩こりや、首の凝りを感じますし、同要の仕組みで、頭痛、めまい等も起ます。
しかし、この仕組みは、脳組織、眼球等の回復には必要な現象です。
以上が基本的な肩凝りの原因といえますし、
この体の仕組み(自律神経の調節機能)の、
認識を持った上での治療が必要だと思われます。。