背中の痛み、腰の痛み 内臓体壁反射に対する私見

 

慢性的な、背中、腰の痛みなどは、内臓《婦人科疾患を含む》の状況を、自律神経系でよい方向に向わせようとしている働きが、うまくいってない状況を示しています。

 

それは、内臓の異常、病変などが生じると、内臓自体を回復するために、血液を要求する電気信号が内臓に分布している自律神経を介して、自律神経の中枢に伝えられ、その刺激は、主として脊髄後根を通じ、その脊髄断区に相当する一定の決まった体表部に、知覚過敏、または痛覚過敏が現れます。  

(金沢大の石川教授も、同様な経路で、血管運動神経失調が起こることを発見しました)

レントゲン、CT、MRI、などの所見で異常が診られないにもかかわらず、腰痛、背部痛がある場合、この内臓体壁反射を考えるべきですが、今現在、多くの医師にこの診方は無いようです。

 

またその「血液を要求する電気信号」の通路は、電流が通ることによって起きる様々な異常を励起します。



 

● 腰背部の筋肉の異常

 

たんぱく質は20種類のアミノ酸で構成されています。 アミノ酸それぞれには、それぞれの電気特性があり、内臓の異常、病変などが生じることによるその電気信号は、アタシが、太陽凝視を行っている鍼灸師の話“改”の、天人相関編 その四 アミノ酸から蛋白質になる過程 (クリックで移動) で、説明したように、本来の筋肉の新陳代謝とは違うアミノ酸結晶化が起きることが考えられ、筋肉の変性を起こすものと解釈しています。

 その筋肉の変性の顕著なものが、腰背部に診られる筋肉の緊張、および、筋肉内の硬結(ぐりぐりと触れる部位、本来腰背部の筋肉に無い変化)となります。

(これも、“気血栄衛(營)”(取り込んだ振動で心(靈)と体が創り変わる)の一側面です)


 

 

● レントゲン、CT、MRI、などの所見で異常が診られないのに痛みを感じること

 

先に指摘したアミノ酸結晶化による組織変性は、その周囲組織と電気特性が違うため、コンデンサの性質を持ち(電気容量の違い)、電流を貯め込みやすくなります。

その貯め込まれた電流が、知覚神経を刺激して表題の痛みを引き起こしているものです。


 

 

はり(鍼)治療は、上記の生体内電流の変調を調節し、刺鍼によって起きる電磁誘導で、異常なアミノ酸結晶化による新陳代謝を正常な状態に近づける、そして変性を起こした組織内の電流の調整を副作用なく行うことが可能です。 

 

☀ ☀   ☀ ☀     ☀ ☀    ☀ ☀  ☀ ☀     ☀ ☀ ☀ ☀ 

 

アクセスカウンター